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縄文・自然・記憶

Jomon Nature Memory

2009年4月15日
東京ー町田

縄文ツアー・レポート

by Noriko


町田市にある田端環状積石遺構から、本日の縄文ツアーが始まりました。ストーンサークルの真ん中に立つと、パワフルな大地のエネルギーが足の裏から感じられます。冬至の日、このストーンサークルから蛭ケ岳(標高1673m)の真上に太陽が沈むのがみえるそうです。「蛭」は本来は「昼」つまり光と太陽を意味する言葉ではないかといわれています。蛭ケ岳の頂上には大日如来が祀られているのだそうです。
ストーンサークルで大地をしっかりと感じ、周辺を探索して土器の破片を発見したりした後、青空ランチの場所へと向かいます。一面の菜の花。歩いている道は桜の花びらの絨毯。新緑が目に眩しい絶好のピクニック日和です。
ピクニックテーブルの上には、竹の子ご飯や春の野草のお料理の数々。木陰の新鮮な空気の中で頂くお昼は、ついついお箸も進みます。東京にしか生えていないという珍しい野草について教わったり、そのレシピを教えて頂いたり。野草料理に興味がわいてきました。何よりからだが喜んでいるのがわかります。自然の恵みと心のこもったお料理に感謝しながら、楽しくおいしいひとときを過ごしました。
ランチの後は、ハーブガーデンにてオーナーの方からハーブや植物のことを習いに出かけました。元々農家の納屋だったところをログハウス風に改装された居心地の良いお部屋で、ハーブティーとハーブクッキーのティーパーティー。2階にあるハーブの乾燥のお部屋には、色とりどりのハーブがいっぱい。上手に乾燥させるとそのままの色が保たれるのですって。
ハーブガーデンにて、ハーブについてたくさんのことを教わりました。見せて下さる場所でその都度ハーブを摘んで香りを楽しませて下さったので、香の力にすっかり魅了された私達。おみやげをたくさん頂いて、我が家はただ今ハーブでいっぱいです。
次はさらなる縄文体験へと、町田市立博物館へ向かいます。縄文時代の復元住居に入ります。中は広くてびっくり、天井からのあかりがほのかに中を照らします。中で感じることをシェアしながら縄文の記憶を呼び覚ましていました。縄文時代の住居内はピラミッドのようだったのです。エネルギーもとてもクリアーでした。
縄文土器の破片は、注意して探すと畑などで見つかることがあるのですよ。今日見つけたものと、以前に見つけたものです。(フリント)
最後に訪れた場所は、ここは東京?と疑う程の豊かな里山。白鷺が風景に溶け込み、何ともいえないなつかしさが感じられます。フリントが白鷺の羽を発見。おたまじゃくしの観察もしましたよ。周辺の農家では、農業体験をしている若者達の姿も見えました。
芹、よもぎ、野草摘みについて教わりました。野草摘みの事を知っておくというのは、これからの貴重な智慧でもあるなと思ったのでした。よもぎを摘む私の手をぱちり。
みんな何故かこの森がとっても気になって仕方がなかったのですって。森が呼んでいるのを感じて、中へと誘われるように入っていきます。
森の中でしばらく思い思いに過ごします。そこでの音を録音してきました。 クリックして、森の中で聞こえてくる多様な音を楽しんで下さい。


森の精霊達
最後帰りがけにふと目をむけると、池に弁財天がお祀りしてありました。手を会わせて、今日の縄文ツアーの喜びに感謝しました。

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