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三重 - 伊勢神宮

Mie - Ise Grand Shrine


伊勢 - Ise Grand Shrine

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伊勢神宮内宮の鳥居。二千年の歴史を持つ伊勢は、日本の神社の中でも最も格式の高い、全国の神社の中心の位置をしてめています。内宮は日本の天皇家の皇祖でもある太陽の女神天照大御神を祀り、外宮は天照大御神の食事を司る穀物の女神豊受大御神をお祀りしています。


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樹齢1000年の杉に囲まれた五十鈴川に架かる宇治橋。内宮は3世紀に建てられ、外宮はその1世紀後に建てられたと思われます。およそ690年になってから、20年毎のご遷宮の慣わしが始まったのです。


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御手洗場(みたらし)とは、水で浄める場所という意味があります。水でからだを浄めること - 禊 - は、神道に共通する実践です。五十鈴川の澄みきった清らかな御手洗場では、参拝者は手の聖なる浄めを共に行っています。毎年伊勢には7、8百万の人々が訪れます。


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正宮の鳥居へと続く階段。垂仁天皇の皇女である倭姫命がこの伊勢の地を見つけたと伝説では語られています。彼女は神道の三種の神器の一つであり、太陽の女神天照大御神の象徴でもあるご神鏡を納める最終的な安住の地を探し求めていました。伊勢に着いた時、天照大御神の声「この国は...うましくになり、この国に居らんとおもう。」という声を聴いたのでした。


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内宮の本殿は日本の先史時代の穀物や宝物の倉庫の様式に似た、特別な建築様式で建てられています。建築素材日本の檜のみが使われており、屋根は通常のように壁に支えられておらず、掘立て式で直接地中に埋められた棟持柱が両端にあり、屋根をつらぬく千木を支えています。建てる際には釘は使われていません。


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20年毎に建物はとり壊され、近接した場所に新たなものが建て替えられます。それまでの建物があった跡地には、大きめの白い小石が敷かれ、神聖さを保ち続けています。小さな木の小屋が、中の聖なる中心の柱「心の御柱(しんのみはしら)」を保護しています。新しい宮がこの柱の上と周りに20年後に建立されるわけです。最も最近の建て替えは1993年に行われ、690年に遷宮が始まって以来61回目となります。第62回は2013年に斉行され、既に様々な準備の為の行事が始まっています。


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「この方法によって、古代からのもとの様式が保たれながら場所が浄められ建物が一新されるわけです。新しい建物は伊勢のレプリカではなく、再創造された伊勢とみなされるのです。この再創造の過程は神道の本質が、記念となる建造物をつくる事にあるのではなく、"生と死、常に新しく再誕生する"というところにあるのだという理解をあらわしています。」神道の聖なる空間 より
- Sacred Spaces of Shinto


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