大島とその人々の豊饒を祈念するセレモニー

Oshima Ceremony

大島は亜熱帯の島で、東京から飛行機で約30分、南の方向に位置します。大島とは、大きな島という意味で、英語では"ビッグアイランド"。まさしくハワイのビッグアイランドの姉妹島となっています。大島は、ハワイのすべての島を混ぜ合わせたような印象があり、訪れた人々は、そのすばらしい大自然からたくさんの贈り物を授かる事でしょう。

島全体が緑に覆われた美しい国立公園となっています。大変珍しい植物や野生の生物がたくさん存在し、雨林から溶岩質のビーチまでまでさまざまな地性から成り立っています。三原山は、活火山で最後に噴火したのは、1986年です。

謎に秘められた歴史
車で島を一周するのは、約１時間。そんなに広くはないのに、海岸線には、何百年も昔から六つな村が存続するが、個々に異なる方言をしゃべり、あまり交流が活発ではない。過去の将軍の時代に、各人の陣地を守るために、それぞれの村の交流が行われないように監視されていた頃からの面影が残っています。島には、たくさんの隠された謎の神社がひそむけれど、島全体の中心となるような儀式を行う場所は、見つかっていません。個々の村の人たちは、いまでも個々の考え方を持ち、若い人たちは、変化を求めているようです。

ジャングルの中のアドベンチャー
大島に住むフナを信じる熱心なグループのリクエストにより、2000年7月15日、大島にて村の人々の調和を祈念する、古代フナのセレモニーを開催する運びとなりました。参加者は、大島、京都、東京から約20名。参加者全員の多大な努力と協力を必要としていました。前日の準備も忘れ難い経験となりました。- セレモニーの正確な場所を教えてくれた、車のタイヤのパンク、セレモニーの場所を明らかにさせるために、なたで切り開いたジャングルの旅、熔岩質の円い岩をビーチに探しに行き、ヘイアウの祭壇を建てました時の事。レイを作るための花や蔦も集めました。その時に起きたたくさんのでき事は忘れる事のない良き思い出となりました。

島への感謝の意を込めて
少なくとも各村から一人の代表者が参加して下さいました。フルーツや花を奉納し、聖なる儀式とダンスが演じられました。祭壇には、大島の６つの村々を象徴する捧げものが飾られ、何百年ぶりかで精神的に島の気とひとつにつながることを祈念しました。セレモニーは、さまざまな精霊たち、そして「御神火様」-大島の住民が親しみと畏怖の念を持って呼ぶ三原火山の別称（ハワイのキラウエア火山の女神ペレの姉妹）に感謝の意を込めて捧げられました。 大島の写真 もご覧下さい。

母なる自然
このセレモニーはいくつかの運命的な出来事に取り囲まれていました。セレモニーの朝に大島と新島を直撃した大きな地震、そして翌日の晩の皆既月食。今では、その地域の大地の揺れは小休止しています。それは、わたしたちの努力と、感謝の意が影響されたのだと、信じています。その後には、さらに南に位置する三宅島で大噴火が起こり、すべての住民が島から避難しました。

ちいさな確認ですが、わたしたちが何を成しえたのか、自然の聖霊から受け取った証をお伝えしたいと思います。セレモニーの後、温泉に入っている時です。長いこと温泉につかった後、外にでて体を冷たい空気にさらさせ、夕日が沈むのを見ている時、小さな勇敢なツバメがやってきて、わたしたちの肩にとまりました。そして手の指を広げ伸ばすと、その上で何も恐れるものがないように休らいでいました。自然との霊的な交わりです。

また、翌日の晩に、三原火山の上の温泉につかりながら、見た月食もすばらしい思い出となりました。

- フリント -
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Map courtesy of Tokyo Classified